登壇者 | ![]() | 西田 栄喜 氏 |
日本一小さい農家菜園生活風来の店主 | ||
1969年(昭和44年)石川県生まれ 大学卒業後バーテンダー、ホテルの支配人業を経て、1999年に自称日本一小さい農家(耕作面積30アール・通常農家の1/10以下)菜園生活「風来」を143万円にて起業。「借金なし」「補助金なし」「大型機械なし」「農薬なし」のないないづくしで年間50種の野菜を育て、野菜セット、また漬物・ピクルスに加工してホームページにて販売。スモールメリットを活かした百姓的農業を提唱。
著書に「小さい農業で稼ぐコツ」(農文協・23刷) 「農で1200万円」(ダイヤモンド社・8刷)がある 2025年より誰もが小さい農を中心に独立できるようにと「農あるところでなりわいをつくる」教室開催 | ||
登壇者 | ![]() | 伊藤 和徳 氏 |
和ごころ農園 代表 | ||
1978年愛知県生まれ。 2004年北海道大学大学院工学研究科修士課程修了 2009年に5年間務めた会社を辞め、山梨県の有機農家で1年の農業研修を受ける。 2010年にご縁でつながった岐阜県加茂郡白川町黒川に新規就農。地に足をつけた暮らしを目指し奮闘中。少量多品目栽培で年間40品目を無肥料自然栽培で育てる。 お米の自給プログラム「1000本プロジェクト@黒川」を2015年よりスタート。毎年すぐに区画が埋まる人気の、人生を変えちゃう農体験を継続中。 農家版エディブルヤードを2017年よりスタート。五感で愉しむこと、センス・オブ・ワンダーを育むことを目指す。 2020年より、農家が主宰するサウナ体験をはじめる。地元間伐材を使ったバレルサウナを企画し、販売開始。 2023年、白川町の放棄茶園を再生させるべく、小さなお茶焙煎所を建てる。三年晩茶を中心に無肥料栽培のお茶づくりをスタート。 里山の新しい茶文化をつくるべく、日々茶焙をお茶ブランドとして立ち上げる。 | ||
登壇者 | ![]() | 佐藤 文博 氏 |
廻農園、廻農園カフェ | ||
2016年 かねてより興味のあった農業を始めたいと思い、時間の取れる会社に転職。有機農業を希望していたが、
就農希望地近辺に受け入れ農家がなかったため、知人の紹介で有機も取り入れた農業をしている農家にて週末のみの手伝いを始める。 2018年 本格的に就農を志しお世話になっていた農園にて、「農の雇用事業」を利用し雇用就農にて就農。 2020年 オーガニックの交流会にて株式会社やがての黒瀬さんと出会う。兵庫県三田市に農地付き住宅を購入。 2021年 黒瀬さんのオーガニックに対する考え方に共感し、一緒に働いてみたいと思い株式会社やがてに入社。 有機栽培にて丹波黒枝豆、水稲、バラ、ハーブ等の栽培、加工品の開発等を学ぶ。 2022年 自宅近隣が中山間地で高齢者が多く、担い手がいないことに危機感を覚えこのままではいけないと思い専業農家になることを決意。 2024年 専業農家として独立就農。妻が中心となり自家栽培の米や野菜、周辺農家の野菜を使用した料理を提供するカフェと農産物の加工場をオープン。 | ||
登壇者 | ![]() | 井村 辰二郎 氏 |
金沢大地 | ||
農産工房(株)金沢大地代表取締役 公益社団法人農業法人協会副会長理事 日本オーガニック会議実行委員長 グローバル化が進む世界においても、地域や世界の持続可能な生業(サステナビリティ)や、生物文化多様性を大切に考えながら、耕作放棄地を中心に耕し、金沢郊外や奥能登に位置する日本最大規模の広大な農地(約180ha)で、米、大麦、小麦、大豆、蕎麦、ブドウなど、有機栽培を展開。金沢大地グループ全体で、石川県ならではの里山・里海の恵み、豊かな食文化など、地域資源の魅力を発信し、農業の「6次産業化」に積極的に取り組んでいます。 2021年には、「プレオーガニック」(転換期間中有機農産物)を含む国産有機原料を使用した新たな国産オーガニックブランド『ローカル・オーガニック・ジャパン』を立ち上げ、 持続可能な地域農業を支援し、「プレオーガニック」(転換期間中有機農産物)を買い支えるしくみで、オーガニックへの転換や新規参入のチャレンジも応援します。 | ||
登壇者 | ![]() | 橋本 慎司 氏 |
NPO 法人西日本アグロエコロジー協会 代表、橋本有機農園代表 | ||
有機農家 西日本アグロエコロジー協会共同代表 1989年に丹波市市島町に移住し、「提携」で30年以上有畜複合の有機農業に取り組む先駆者。現在、年間50種類の有機野菜栽培と平飼養鶏、合鴨農法での米作り など少量多品目栽培による循環型農業システムを作り上げている。 高校生の頃から海外で暮らした経験があり英語も堪能。IFOAMジャパン(国際有機農業運動連盟)の理事として海外の会議に多数参加。1997年にはIFOAMアジアの設 立に参加し理事に就任、国際的な活動にも貢献。現在は外国からの農業ボランティアの受け入れも行っている。 丹波地域は市島町を中心に有機農業の草分け地域でもあり、橋本氏はその取り組みを牽引してきた一人である。 | ||
ファシリテーター | ![]() | 徳江 倫明 氏 |
(一社)オーガニックフォーラムジャパン 会長 | ||
1951年熊本県水俣市生まれ。1978年山梨にて豚の完全放牧に挑戦 。同年、食品公害や環境問題への関心から「大地を守る会」に参画し、産消提携を基本に共同
購入方式による有機農産物の流通開発を行なう。88年には有機農産物の宅配事業「らでぃっしゅぼーや」を興す。その後オーガニックスーパー、有機JAS認証機
関、有機農産物の卸事業、有機農場の設立などを手がける。2016年「オーガニックライフスタイルEXPO(略称:OLE)」を企画開催、2025年10回目の開催を迎え
る。 2020年、“ローカル&オーガニック”をテーマに有機の里づくり千葉県団体連絡会(通称:ちばだん)を設立し、物流問題も含めオーガニックの地域展開に取り 組む。2024年にはOLEの地域開催にも取り組み、京都での開催を実現するなど、環境と食の安全をテーマにソーシャルビジネスの企画開発に挑戦し続けている。 |
内容 |
昨年から続く米の高騰は、改めて農業の規模拡大による生産拡大と輸出力の強化をうたっています。とあるテレビ番組ではコメ生産の80%は大規模農家によるも
ので、小規模・零細農家は20%に過ぎないと言っていました。零細農家という言葉も久しぶりに聞きましたが、そもそも大規模農業と小規模農業の明快な定義も
ないままの二者択一的議論で、米不足の本質的問題が見えてきません。ひいては国の方針となった2050年有機農業比率25%、つまり日本農業の四分の一を占めよ
うという農業には全く触れようとしない報道に戸惑いすら感じます。 大切な問題は農業の大小の問題ではなく、経済的問題はもちろんですが、地域社会の維持と活性化、自然環境と有機資源の循環、そして何より生物多様性の再生 など国際的に農業に求められる課題には触れようともしません。 今回有機農業でまさに米、麦、大豆を中心に180町歩の規模のメガファームを実現してきた“金沢大地”の井村辰二郎代表、さらには金沢の隣の能美町で、3反 歩でコンスタントに約1200万の売り上げを実現している“日本一小さい”専業農家、“菜園生活「風来」”の西田栄喜氏。そして有機農業の草分け地域“丹波” で1989年に有機農業をはじめ、有畜複合の資源循環型有機農業を展開し、国際的にも活躍してきたは橋本慎司氏、そして同地域で新しく新規就農してレストラン を含む複合的農業経営を目指す廻農園&カフェの佐藤文博氏。また岐阜県白川町で有機農業と地元間伐材を利用したサウナキットの販売、最近では白川町の放棄 茶園の再生と里山の新しい茶文化をつくるべく茶焙煎所をつくり上げ、複合的有機農園“和ごころ農園”の伊藤和徳氏による、あえて「小さな農業の可能性」を テーマに語りつくします。 大きな農業から、小さな農業まで日本農業の希望を感じていただければ幸いです。 |
日時 | 2025年5月24日(土) 時間:10:30‐12:00 ※開始時間15分前受付開始 |
参加費 | 無料 会場開催(オンライン配信は行っておりません) |
会場 | 第2回オーガニックライフスタイルEXPO in 京都 京都市勧業館みやこめっせ B1大会議室 〒606-8343 京都府京都市左京区岡崎成勝寺町9−1 |
※オーガニックライフスタイルEXPO in 京都事前登録はこちらから
こちらのセミナーは終了となりました。 |