Organic Lifestyle EXPO

「未来の食と農をつなぐ知と実践」-京都の先達に聞く-

登壇者 石田 紀郎 氏
元・京都大学農学部教授/ NPO法人市民環境 研究所代表
1940年生まれ。63年に京都大学農学部卒業。同学部助手、助教授を経て、京都大大学院アジア・アフリカ地域研究科教授に。 2003年に退官した後、NPO法人「市民環境研究所」を設立し、代表理事に就任。その後、京都学園大学バイオ環境学部教授を兼任し、同職を2010年4月まで務め、 その後人間環境大学特任教授を2012年3月まで務めたのち無職となる。40年来、公害や環境・農業問題を中心に、市民運動など幅広い分野で活躍中。 90年からアラル海問題に強い関心を抱いており、カザフスタンには頻繁に渡航している。
著書に『消えゆくアラル海』(藤原書店、2020)『現場とつながる学者人生』 (藤原書店、2018)『ミカン山から省農薬だより』(北斗出版、2000)『環境学を学ぶ人のために』(共編、世界思想社、1993)他。
登壇者 秋津 元輝 氏
明治国際医療大学 教授/ 京都大学 名誉教授〈農学〉
1960年香川県生まれ。2025年より明治国際医療大学教授、京都大学名誉教授。博士(農学)。 専門は食農社会学、食農倫理。有機農業の教育と研究に特化した農学部を京都府南丹市にある明治国際医療大学に2027年に創設する仕事に専念中。 オーガニックへの注目と拡大がよりよい食農システムへの転換の鍵になると考えている。
著書に『農山村イノベーション』(共著、2024年、農文協)『小農の復権』(編著、2019年、農文協)『農と食の新しい倫理』(共編著、2018年、昭和堂)など。
登壇者 宗接 元信 氏
株式会社ヘルプ 代表取締役
1950年兵庫県の中山間地域(現在の宍粟市)に生まれる。1982年「安全な食品を適正な価格で」を社是とするオーガニックストア「HELP」を設立。 以後、個別宅配事業「べじべじ倶楽部」やベーカリー店「レ・ブレドオル」を立ち上げる。 2004年訪問介護や重度障がい児支援を取り組むNPO法人「ハーモニーきょうと」の理事長に就任。 2019年に農業生産法人「for you ふぁーむ」を設立し、離農者・耕作地の放棄が進む中山間地域の課題解決に、綾部市の農場をモデルとして取り組んでいる。
ファシリテーター 廣海 緑朗 氏
エシカルフードロス アライアンス/ 一般社団法人京都 オーガニックアクション/ 循環フェス
企業価値の創出や、SDGsの取り組みの発信、商品ブランディングなどのコンサルティングを生業とし、様々な社会課題解決事業と絡む。マルシェ、講演会、ライブイベント、環境イベントなど40年以上のイベント経歴を持つ。20代の頃は、ネイティブアメリカンの精神性に影響を受け、特に北米アリゾナのホピ族の居留地に多く滞在し、近年はその経験を話す講演会も開催している。様々なレイヤーでコミュニティを作り、それが折り重なりながら多面化していく世界を模索し、未来の世代に何が残せるのかを使命と考えて行動している。

内容 「50年後の社会に、今の私たちは何を残せるのか?」 長年にわたり食と農の現場と社会を見つめ、行動し続けてきた三人の登壇者を迎え、研究・実践・ ビジネスの異なる立場から、共通する思想と異なるアプローチを語り合います。

「農薬・ミカン山・中央アジア」公害問題を歩き続けてきた石田紀郎。
京都のオーガニック文化を生み育ててきたオーガニックストア「ヘルプ」の創業者、宗接元信。
食農倫理を掲げ、小農の再評価と農村の未来を問い続ける秋津元輝。
それぞれの立場で、「食と農」「暮らしと社会」を問い、現場に寄り添い続けてきた三者からお話を聞きます。


日時2025年5月23日(金) 時間:13:00‐14:30 ※開始時間15分前受付開始   
参加費 無料 会場開催(オンライン配信は行っておりません)
会場 第2回オーガニックライフスタイルEXPO in 京都
京都市勧業館みやこめっせ 第2展示場内 会場内ステージ
〒606-8343 京都府京都市左京区岡崎成勝寺町9−1

※オーガニックライフスタイルEXPO in 京都事前登録はこちらから

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