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【鼎談】 環境価値の見える化に挑むソーシャルビジネスの展開
【趣旨】 「気候変動」や「生物多様性の喪失」という社会の存続にかかわる大問題を背景に、農業分野でも生産プロセスで排出される温室効果ガスの削減はもとより、環境再生に資する農法の普及拡大が求められています。同時に、生産者の地球環境に係る努力や、生産物の品質への拘りが、買い手側に伝わり、正しく評価され、適正価格で売買される商環境の実現も不可欠です。
こうした観点から、生産者を支え環境再生に挑む事業者が、「見える化」、「数値化」、「認証」をキーワードに、農と食のソーシャルビジネスの展開について語り合います。
【登壇者】
呉 尚久 株式会社UPDATER 顧問 新事業推進部みんな大地
ソーラーシェアリングの普及と「農地の環境価値の見える化」(炭素貯留量・土壌生態系の豊かさ)を通して、営農活動を支え、農地土壌の再生を行うことで、脱炭素化社会と持続可能な農業の実現を目指している。
近藤 勝宏 パタゴニアプロビジョンズ ディレクター
土壌の健康、動物福祉、社会的公平性の3本柱からなる包括的有機認証「リジェネラティブ・オーガニック(RO)認証」を制定し、世界と日本でRO農法の普及を行おこなうことで、農と食を通した地球環境全体の健全性の回復を目指している。
小澤 亮 dot science株式会社 代表取締役
全身全霊でものづくりに向き合っている生産者が経済的に潤い存続していくために、食品の品質の高さを科学的に証明する「成分分析ブランディング」事業を立ち上げ、飛び抜けた才能たちを可視化することで、多くのスター生産者を生み出している。
<座長>
徳江倫明 一般社団法人フードトラストプロジェクト 代表理事
一般社団法人オーガニックフォーラムジャパン 会長
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